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【花 ドルチェ 問い / 】佐藤舞梨萌・高橋大輔・中里伸也

2016年3月5日 〜 2016年3月13日

ギャラリーマルヒ

場所:東京都文京区根津2-33-1

TEL:03-5832-9911

この展覧会の主役は、「マチエール」と観客です。 マチエールとは、美術的効果を出すための、絵具の層であり、絵肌のことです。画家は、ときに心象を表現する ために、絵具の厚塗りと薄塗りを使い分けます。マチエールとは、画家の〈感情〉であり、〈呼吸〉であり、〈声〉 なのです。
マチエールは、いつも時代の変わり目に、そのでこぼことした肌を剥き出し、観る者の前に突然と立ち現れてきます。それは、この矛盾した世界のうちにいて、悩み、戸惑う私たちへの、魂の問いかけでもあります。
マチエールは、花のように、やさしく、問いかけます。「生命とは」、「人間とは」、「自然とは」、「幸せとは」、「美とは」、
この展覧会は、観客の一人ひとりがマチエールの声に耳を澄まし、出会い、お互いの問いを感応し合うことで成 立します。観客は、作品を観ると同時に、マチエールとの会話を通じ、絵画的時間を共有することになります。
出品作家は、佐藤舞梨萌、高橋大輔、中里伸也の3人です。
佐藤舞梨萌は、花のある風景を題材に、満ちわたる色彩の力と神秘を、さまざまなマチエールと構想により描き続けている画家です。高橋大輔は、油絵具を何層にも塗り重ねることで、絵画のテーマである、色面と色相、筆触とダイナミズムの関係などを、常に現地点から反復し続けている画家です。中里伸也は、近年ガラスに絵画的断片を描き、それを何層にも組み合わせ、セッティングしたものを平面作品にしている写真家です。
スタイルは違いますが、3人共にマチエールが、それぞれの内面の感情を描出し、ひたむきな声の層となって、 観る者に何かを問いかけ、観客もまた、その問いに応えることで、この展覧会「花 ドルチェ 問い /」はつくられていきます。
仲世古佳伸(本展ゲストキュレーター )

・佐藤舞梨萌
http://www7b.biglobe.ne.jp/~satoumarimo/
・高橋大輔
http://daisuke.official.jp/
・中里伸也
http://www.shinyanakazato.com/