PAGETOP

非自己/Non-self」 ローザ・ドールネンバルによる展覧会

2016年3月26日 〜 2016年3月31日

Higure 17-15 cas

場所:東京都荒川区西日暮里3-17-15

この度、AITでは、3月26日(土)から3月31日(木)まで、Higure 17-15 casにて、オランダ出身アーティスト、ローザ・ドールネンバルの展覧会「非自己/Non-self」を開催します。ドールネンバルは、オランダのMondriaan Fonds財団の助成により、AITのアーティスト・イン・レジデンスにて2016年1月から4月初旬まで東京に滞在しています。

ドールネンバルは、写真や彫刻、映像、パフォーマンスなど、多様なメディアを用い、鑑賞者とモノ、道具、彫刻の相互作用に着目しています。アートにおける相似性や、彫刻作品を体験することへの思索が表現の核となり、時に、批評的、かつ遊び心にあふれた状況を創出しています。

今回の東京滞在を通し、ドールネンバルは日常にみられるモノが伝統・文化・社会的な観点からどのように知覚されているかをリサーチしました。 本展は、制作中の映像や彫刻などを通して、特に集中的にリサーチを行った茶道の文脈や歴史と、ポップカルチャーを融合させた、いわば今後、作品に発展していくプロセスを紹介する場となります。茶道の専門家に行ったインタビューや、瀬戸で制作した焼き物、秋葉原などで見つけたアニメーションから構想した掛け軸など、多様な表現が紹介されます。
———————————————————-
「もし、茶室が森羅万象を包括できるとすれば、茶碗は無を創り出せるのか?」

茶道は、その歴史の中で芸術的言語が確立されてきました。茶会は、現実の世界から身を離し、茶を点てふるまい、味わう行為そのものに神経を集中させる時間を与えてくれるといえるでしょう。それにより、煩悩を捨て、精神的な領域へと立ち入り、自己を越える体験に繋がります。

その一方で、今日の都会化した景色を歩けば、全く異なる現実に対面します。独自の美的概念を持った現代のポップカルチャーにみられるのは、漫画やアニメに見られるように、常に若い少女たちなどで、彼女らの瞳は過剰なほどに大きく誇張されています。

「非自己/Non-self」展は、このふたつの矛盾したような、しかしその境目が曖昧な、視覚文化における美的思考の探求といえます。
– ローザ・ドールネンバル
————————————————————-
3月26日のオープニングでは、ドールネンバルがパフォーマンスとレクチャーを通して、そうした原理を表現します。彼女のリサーチの成果が今後、どのように作品に繋がっていくのでしょうか。
まずはその出発点を共に体験しませんか。皆さんのお越しを心よりお待ちしています。

[概要]
会期:2016年3月26日(土) – 31日(木)12:00 – 19:00 *無休
オープニングレセプション:3月26日(土)18:00 – 20:30 *19:00よりパフォーマンスレクチャーあり
会場:Higure 17-15 cas / 東京都荒川区西日暮里3-17-15
主催:アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:オランダ王国大使館
助成:Mondriaan Fonds