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小川敦生Circuito Inutile(役に立たない回路)展

2016年8月18日 〜 2016年8月31日

Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi

場所:東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1階

TEL:03-5786-1505

FAX:03-5786-1506

この度、Hideharu Fukaskaku Gallery Roppongiでは、「小川敦生Circuito Inutile(役に立たない回路)展」を開催いたします。
小川敦生氏は反復、脱線…様々に展開する細部の集積から、文様めく全体を手で紡ぐドローイング作家です。線自体の自律に任せるかにして一本へと収斂する描線は、折々の機会、媒体に応えた姿で現れます。紙の上に止まらず、黒板、ガラスや鏡、石鹸…と辿ってきた支持体の遍歴も持っています。
今展では、描線を回路と見立て、通電させることでそれが一つの輪から成ることを明示しています。 小川氏は「スイッチを入れると起動する。その瞬時の反応が、スイッチという端緒が起動という帰結へと、確かに伝わっている、繋がっている証のように覚える。けれど、こんな具合のことはないか。直線上にあって互いに応えているように見える二者が、実は関連のない別個の趣旨に向かって手を振っていただけということが。そうであればスイッチにしても、オブジェクトの転換と機関の起動との関係は切り離され、ただ単に同じ時間に居合わせただけのことと考えられなくもない。原因と結果とは、偶々同時にあって結ばれているように見える錯覚なのかもしれない。一方でこれは逆説的に、同時に起こる事象は並べて関連付けられる可能性があることをも導く。出港する船に手を振る僕のいる延長線上のどこかで、見知らぬあなたが帰宅する家の窓に覗く母へと手を振る…役にも立たない回路が通電する。」と語ってます。作家小川氏ならではの感性で生み出されるドローイングの世界をご堪能いただける展覧会になっています。