PAGETOP

神山千晶−交感風景−展

2016年9月28日 〜 2016年10月8日

Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi

場所:東京都港区六本木7-8-9深作眼科ビル1階

TEL:03-5786-1505

FAX:03-5786-1506

このたび、Hideharu Fukasaku Gallery Roppongiでは、「神山千晶‐交感風景-展」を開催いたします。島根で生まれ育ち、多摩美術大学大学院の版画領域を卒業された作家、神山千晶氏による木版画の展覧会です。神山氏は、2015年9月に開催された第4回FEI PRINT AWARDの大賞および美術の窓賞を受賞されました。島根県の自然豊かな風景に囲まれてこそ感じることのできる「私」。
その圧倒的な存在感と自身の繋がりを見つめ直した作品のシリーズです。
交感とは、“交感(correspondence)人間と自然とのあいだに何らかの対応関係を見いだす感覚あるいは思考。”「野田研一著/自然を感じるこころ:ネイチャーライティング入門」とのことで、作品制作における自身の感覚を次のように語っています。
「高校を卒業後9年間、島根を離れ関東で生活をした。その後、故郷の高校に就職したため、まるで9年前に飛んで戻ったような、不思議な感覚である。明確に、関東と島根では感じ方が違う。その違和感の原因を突き止めたかった。
私が「私」を認識するためには、「他者」が必要だ。他者がいるからこそ、「私」の実存を認識できる。たとえば虫や魚には「今の行動」しかなく、「私」は存在しないだろう。
関東生活での他者は「人・モノ」であった。彼らは、私とは違う意思を持つ存在であり、「交感」という感覚を持てなかった。島根に戻ったとき、私の隣にいた他者は「風景」であった。圧倒的な存在感の自然と町は、黙って私の目の前に存在していた。彼らを通じて、私は「私」を確認した。
子どもの頃は、私が口笛を吹けば風が吹き、町が揺れた。一枚の葉の葉脈が私の血管であった。確かに風景と私は交感し、繋がっていた。風景はもう一人の私である。木版を通じて、目の前の深い青緑の洪水の中から、私は私の欠片をすくい上げたい。」      
大胆かつ躍動感溢れる画面に水性木版画ならではの鮮やかな色彩をお楽しみいただける展覧会となっております。