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菅 木志雄 置かれた潜在性

2015年1月24日 〜 2015年3月22日

東京都現代美術館

所在地:東京都

1968年に多摩美術大学を卒業した菅木志雄(1944年-)は、「もの派」と呼ばれるこの時代の美術動向を代表する作家の一人です。近年、概念的思考と物質を結びつけた70年代的な試みは内外で注目を集め、イタリアの芸術運動アルテポーヴェラと並び、もの派の作品、なかでも、菅の仕事は高い評価を受けています。
石や木、金属板などを素材として空間の中に形成される菅のインスタレーションは、物質と物質を一つの空間に共に存在させることによってたちあがってくる「風景」の生成といえます。物質が集合して存在すること、そこから生まれる、相互の連関性、これらを知的に感性豊かに制御することで空間が、物質が変容をはじめます。創作行為という介入の結果により空間を活性化すること、それが菅の作品の本質にあるのです。
菅の作品は、現代のバーチャルなネットワーク社会にあって、フィジカルな複雑さと実感を伴った世界との接触を求める私たちの内的欲求を反映していると言えるでしょう。私たちはただ表面的につながっているだけでなく、個々が確かな存在として全体にかかわり、空間に作用しています。本展は物質と身体、情報、空間について菅作品が内包する多くの示唆にとんだ視点を、菅のコンセプトが先鋭的にあらわれた70年代を中心に、インスタレーションや制作ノート、記録映像により、現代の観客に提案するものです。
 
 
菅 木志雄
1944 岩手県に生まれる
1964 多摩美術大学絵画科に入学、その後、斎藤義重教室に進む
1967 「第11回シェル美術賞展」で1等賞受賞
1968 アトリエ近くで野展「積層空間」、その後70年代に数多くの野展を実施。画廊での初個展「転位空間」(東京、椿近代画廊)、以後現在まで、東京、京都、盛岡等の画廊で毎年複数回の新作個展を行う
1969 『美術手帖』の「芸術評論」募集に「転位空間〈未来のノートから〉」(桂川青の筆名)を応募、佳作入選
1970 「第5回ジャパン・アート・フェスティバル」で大賞受賞、世界一周旅行
1971 宇部の「第4回現代日本彫刻展」で湖水に《状況律》を展示
1973 アクティヴェイションを本格的に開始、翌年からヴィデオ・インフォメーション・センターによる映像での記録が行われる「第8回パリ青年ビエンナーレ」(パリ国立近代美術館、パリ市立近代美術館)
1976 「第2回シドニー・ビエンナーレ」(ニュー・サウス・ウェールズ美術館)
1978 「第38回ヴェネツィア・ビエンナーレ」(ジャルディーニ 日本館)
1981 「第16回サンパウロ・ビエンナーレ」(パルケ・イビラ・プエラ)
1984 「現代美術の動向Ⅲ 1970年以降の美術-その国際性と独自性」(東京都美術館)
1986 「前衛芸術の日本1910-1970」(パリ国立近代美術館)
1987 「もの派とポストもの派の展開 1969年以降の日本の美術」(西武美術館)
1988 「モノ派」(ローマ大学付属現代美術実験美術館)
1989 「第20回ビエンナーレ ミデルハイム・ジャパン」(ミデルハイム野外彫刻美術館)
1992 「70年代日本の前衛 抗争から内なる葛藤へ」(ボローニャ市立近代美術館他巡回)
1995 「1970年-物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち」(岐阜県美術館他巡回)
1997 個展「菅木志雄」(広島市現代美術館他巡回)
1998 個展「対話篇 菅木志雄展」(山口県立美術館)
1999 個展「菅木志雄-スタンス」(横浜美術館)
2001 「Mono-ha」展(ケンブリッジ、ケトルス・ヤード・ギャラリー)
2005 個展「揺らぐ体空 菅木志雄 インスタレーション」(岩手県立美術館)「もの派-再考」(国立国際美術館)
2014 個展「菅木志雄 配置された潜在」(コルマール、旧警備館)
 
 
 
会 期 2015年1月24日(土)―3月22日(日)
休館日 月曜日 
開館時間10:00-18:00(入場は閉館の30分前まで)

主 催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
協 力 朝日酒造株式会社

観覧料
一般1,100円(880円)/大学生・65歳以上800円(640円)/中高生600円(480円)/小学生以下無料
 ※( )内は20名様以上の団体料金 ※本展のチケットで「MOTコレクション」もご覧いただけます。
 ※同時開催の展覧会との共通券もございます。
 
 
 
関連イベント

●アクティヴェイション 菅 木志雄 3月7日(土) 14:00―
  菅 木志雄によるアクティヴェイション

  会  場:東京都現代美術館
  参 加 費:不要(但し、本展のチケットの提示が必要です。)
 
 
●トーク 「1970年代をめぐって」  2月14日(土) 14:00― (開場13:30)
  手塚一郎(ヴィデオ・インフォメーション・センター代表) × 前山裕司(埼玉県立近代美術館学芸員)によるトーク
  
  会  場:東京都現代美術館 B2F講堂
  参 加 費:不要 (但し、本展のチケットの提示が必要です。)
  定  員:200名様 (先着順となります)
 
 

◆チケットプレゼント 終了◆

「菅 木志雄 置かれた潜在性」の招待券チケット応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

チケット提供:東京都現代美術館

東京都現代美術館
〒135-0022東京都江東区三好4-1-1
tel.03-5245-4111 (代表)
http://www.mot-art-museum.jp/

[交通案内]
●東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅B2番出口より徒歩9分
●都営地下鉄大江戸線・清澄白河駅A3番出口より徒歩13分
●東京メトロ東西線・木場駅3番出口より徒歩15分、または都営バス(業10)「とうきょうスカイツリー駅前」行き/
(東20)「錦糸町駅前」行きで「東京都現代美術館前」下車
●都営地下鉄新宿線・菊川駅A4番出口より徒歩15分、または都営バス(業10)「新橋」行き/
(東20)「東京駅丸の内北口」行きで「東京都現代美術館前」下車
●JR東京駅丸の内北口2番乗り場より、都営バス(東20)「錦糸町駅前」行きで「東京都現代美術館前」下車
●首都高速「木場」又は「枝川」出口利用京