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長島コレクションによる小企画 マルク・シャガール版画展「ダフニスとクロエ」

2015年4月25日 〜 2015年7月12日

長島美術館

所在地:鹿児島市武3-42-18

この度、当館のコレクションの中から、約2年ぶりにシャガールの版画集「ダフニスとクロエ」をご紹介いたします。
 色彩の魔術師といわれ、その鮮やかな色彩を用いた作品で現在もなお多くの人々に愛され続けているシャガール。油彩と同様、版画作品も多く発表しています。
「ダフニスとクロエ」は、2‐3世紀のギリシアの詩人ロンゴスが書いた物語で、エーゲ海に浮かぶ美しい島レスボス島を舞台に、山羊飼いと羊飼いの牧人に拾われ育てられた少年ダフニスと少女クロエの純情な愛の物語です。その物語にシャガールが挿絵として42点の版画を制作し、版画集として出版しました。季節を巡りながら進んでいくストーリーに沿って描かれたシャガールの作品は、色彩豊かに彩られ、光に溢れたギリシアの風景を表しています。
シャガールは、この版画制作のためにギリシアを取材して廻りました。その時に滞在したアテネ、ボロス島、オリンピアなどの風景や地中海の光は、シャガールに鮮烈な印象を残しました。20色以上の色を用いて表現した物語は、色彩の魔術師と称されるシャガールの芸術が凝縮されています。
 物語の持つ古代ギリシアの牧歌的風景と、シャガールの色彩が放つ、カラーリトグラフの明るく幻想的な世界をぜひご覧下さい。