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〜愛のメッセージ〜 堀本 惠美子展

会期 2012年10月14日(日)~27日(土)(会期中無休)
11:00-19:30 (土・日は18:30まで)最終日は18:30まで

会場 銀座 シルクランド画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-11 第15丸源ビル1階
TEL 03-5568-4356 FAX 03-5568-4357

堀本在廊日 10月17日(水)18日(木)23日(火)24日(水)以外の毎日 13:00-17:00

“心”と”魂”の心象美術 ~愛のメッセージ~
“心”や“魂”を絵画で表現してきてはや30年がたちました。いつの間に個展回数も国内外で81回目となり、”愛のメッセージ”シリーズは20年近くになりました。
『私たちはどこから来たのか? 私たちは何か? 私たちはどこへ行くのか?』というタイトルでゴーギャンは絵を描いています。私は10代後半の学生の頃、偶然にも同じ疑問を胸に哲学でその答えを求めようとしていましたがその答えは見つかりませんでした。結局能面師の父・羽生光善(はにゅうこうぜん)と同じ美術の道を歩み、その答えを探求しようと思い至ったのです。
それから長い人生の道のりとともに、ただひたすら絵を通して心や魂の探求に心を注いできました。その間には結婚、出産、離婚、病気などさまざまな出来事がありました。
入院時の臨死体験や、幽体離脱といった体験からますます”魂”の世界の表現は深まっていったのだと思います。
海外ではこのような心や魂の表現の作品は思いのほか理解していただけました。
紛争中のコソボではアルバニア人とセルビア人が対立していました。「中立的な立場の日本人であるあなたの心や魂の”愛のメッセージ”の作品が平和に役立つ」と、フランスで展覧会中の私の作品を見たフランスの連合軍の幹部から申し出がありました。そして連合軍の飛行機でフランスからコソボへと私の作品が運ばれ展覧会開催へと至ったのです。
私も主催者の一人としてかかわった「コソボ国際平和展」はコソボ・フランス・日本と12回続きました。12回目には私の作品の他、日本やフランスの作家の作品やコソボのアルバニア人とセルビア人の画家達の作品が、コソボ国立美術館に一同に並びました。アルバニア人とセルビア人の作品が一緒に並ぶ、歴史上初めての記念すべき展覧会となったのです。
それからさまざまな海外展が続きました。
そして今年の5月には、ロシアのハバロフスクのアートフェスティバル『環太平洋親交平和展』(VISTA部門)に私の作品が招待出品されました。私は展覧会に出席できなかったにもかかわらず、思いもかけず審査員全員一致で、最高賞である最優秀賞を頂きました。
心や魂の作品を全員一致で評価してくださるとは、とても今まで考えられないことで感無量でした。
歴史は確かに”心”や”魂”の時代に向かって動いているのだと実感いたしました。
“心”や”魂”の世界を青色や黄金色などで宇宙的に表現した絵を観て、心和み元”氣“のエネルギーが湧いてくるのをお楽しみいただければ幸いです。
今回は初めての銀座シルクランド画廊での個展です。ここから又新たな一歩が始まる予感がしています。                            堀本惠美子

堀本惠美子略歴
東京に生まれる。東京女子大学卒 武蔵野美術学園修了
1980~国内外の企画個展81回/海外展 日仏現代美術展(パリ・1982).サージマルジス賞受賞展(ニューヨーク・1991).ナント、パリ、コソボで個展(2002-2005). スイス・ジュネーブアートフェア(2010).韓国国際アートフェア(KIAF)(2010). 環太平洋親交平和展(VISTA)最優秀賞受賞(ロシア・ハバロフスク)(2012)他  
谷川俊太郎・詩 堀本惠美子・画 『青は遠い色』(玲風書房)
堀本惠美子 画・詩 『やすらぎの青 祈りの青』 (青春出版社)
(作品収蔵)
デッサロニキ市美術館(ギリシア)、コソボ国立美術館、フィンランド日本大使館、極東国立人文大学(ロシア・ハバロフスク)、林立美術館(韓国)、佐久市立近代美術館、たましん歴史・美術館、  国立がんセンター東病院、日本赤十字社医療センター広尾、東京女子大学、他 寺院・学校・企業など多数
日本美術家連盟会員

            日本最高齢の能面師 羽生光善

能は”魂“との対話の演劇です。能面は『霊の世界の住人』であるシテ(主人公)がつけていることが多いのです。
三井家のお抱えの能面師であった羽生光長(はにゅうみつなが)、現役最高齢の能面師・羽生光善(はにゅうこうぜん)、魂の画家・堀本惠美子と三代に渡り“魂”を探求してきている家系は大変珍しいでしょう。
『羽生光善能面集』に「能面は強く、正しく、美しくあらねばならない」と氏は書いています。
光善の能面は、舞台で使用されることを目的に創ってきたものが多いのです。
その能面はたとえようも無いほど凛としてかつ幽玄の美を感じます。その奥深さには魂を揺さぶる力があります。
「良い女面は居グセ(能舞台で10分ぐらい不動の姿でいること)の折、あたかも夜空に星が瞬くごとくさまざまに面が変化するのを感じます」とその書にあります。
展覧会場でその星が瞬く様を想像していただければ幸いです。
今年、本展覧会の会期中の10月17日に95歳になる能面師・羽生光善の作品をお楽しみください。

羽生光善略歴
1917 能面師羽生光長の三男として東京・浅草に生まれる  
15歳で能面の仕事にかかわり以来80年間、能面一筋に研鑽に励む 
1983「面打50年記念個展」銀座・和光
1986「羽生光善能面出版記念展」渋谷・東急本店
2008「現代能・狂言作家展」早稲田大学演劇博物館
2011「羽生光善・堀本惠美子親子展」 新宿・小田急百貨店 他多数
現代能彫刻会会員
日本能楽院会員

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(作品写真)

堀本惠美子

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CURRENT 60-1 REVERBERATION F60

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CURRENT W-1457 宇宙の光 46x79x2cm

羽生光善

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能面 孫次郎

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