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ゲッコーパレード本拠地公演 戯曲の棲む家vol.9 『ファウスト』

2019年7月16日 〜 2019年7月26日

旧加藤家住宅

場所:埼玉県蕨市南町2丁目8番2号

TEL:080-5475-3581

この夏休みは、きっといつまでも続いていく。今日という日にノルマはない。宿題は明日やればいいし、プールに行くのも気が向くままだ。アイスは冷えて、畳は気持ちがいい。友達の誘いに、何も考えずに出かけてゆける。
 「戯曲の棲む家」第9弾は、一軒家に永遠の時間が訪れる。
ファウストという名前だけなら、聞いたことのある人は多いはずだ。ファウストは15世紀に存在した歴史上の人物であり、同時に彼の逸話を元にした伝説の主人公でもある。  
 そしてこの伝説を下敷きに、ドイツの文豪ゲーテが約60年かかって取り組んだ1万2千行にわたる19世紀発表の戯曲の名だ。きっと上演すれば20時間はくだらないこの文学史上の悪魔的大作を、体験したことのある人間は驚くほど少ない。
 これまで劇場という場所にこだわらず、異ジャンルの創作者と手をとって上演を重ねてきたゲッコーパレードが、今度は公演と作品の枠を超えた連作として『ファウスト』に数カ年計画で取り組む1作目として本作を発表する。まず本拠地の旧加藤家住宅から、新たな越境を開始する。
 
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ゲッコーパレード
2015年結成の演劇集団。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそ がパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。旧加藤家住宅を拠点にこれまで同住宅のほかホテル、博物館、歴史的建造物など12会場で23公演を行った。過去作にシェイクスピア作『ハムレット』(旧加藤家住宅)、ブレヒト作『リンドバークたちの飛行』(旧里見弴邸、山形ビエンナーレ、早稲田大学 演劇博物館ほか)など。現在、上池健太、河原舞、黒田瑞仁、崎田ゆかり、柴田彩芳を中心に活動。メンバーおよび協力者募集中。
《戯曲の棲む家》
演劇の辿る「戯曲を読み、稽古し、上演する」というプロセスを全て一軒の家で行うことで、かつて人が暮らした旧加藤家住宅を「戯曲の棲む家」へと変貌させる。本棚や劇場以外に居場所をみつけた戯曲の息づかい、異世界を住まわせる家のふるまいを観察する連続プロジェクト。
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