グエルチーノ展よみがえるバロックの画家
2015年3月3日 〜 2015年5月31日
国立西洋美術館
所在地:東京都
グエルチーノ(1591-1666年)はイタリア・バロック美術を代表する画家として知られます。カラヴァッジョやカラッチ一族によって幕が開けられたバロック美術を発展させました。一方、彼はアカデミックな画法の基礎を築いた一人でもあり、かつてはイタリア美術史における最も著名な画家に数えられました。19世紀半ば、美術が新たな価値観を表現し始めると、否定され忘れられてしまいましたが、20世紀半ば以降、再評価の試みが続けられており、特に近年ではイタリアを中心に、大きな展覧会がいくつも開催されています。国立西洋美術館もグエルチーノの油彩画を1点所蔵していますが、今回はこの知られざる画家の全貌を、44点の油彩画によってお見せします。わが国初のグエルチーノ展です。
出品作品の多くはチェント市立絵画館からお借りします。実はチェントは2012年5月に地震に襲われ、大きな被害を受けました。絵画館はいまもって閉館したままで、復旧のめども立っていません。本展は震災復興事業でもあり、収益の一部は絵画館の復興に充てられます。
会 期:2015年3月3日(火)―5月31日(日)
開館時間:9:30―17:30
*毎週金曜日は20:00まで
*入館は閉館の30分前まで
休 館 日:月曜日(ただし、3月30日、5月4日、5月18日は開館)
主 催:国立西洋美術館、
ボローニャ文化財・美術館特別監督局、
チェント市、TBS
後 援:外務省、イタリア大使館
協 賛:こだま印刷、損保ジャパン日本興亜
協 力:サー・デニス・マーン義捐基金、アリタリア-イタリア航空、
アルテリア、日本貨物航空、
日本通運、西洋美術振興財団
観覧料金
一般1,500円(1,300円)、大学生1,300円(1,100円)、高校生800円(600円)
*( )内は20名以上の団体料金。
*中学生以下は無料。
*心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。
【関連講演会】
会 場:国立西洋美術館講堂(地下2階)
定 員:各回先着140名(聴講無料、ただし聴講券と本展の観覧券が必要です。)
*当日12:00より、館内インフォメーションにて、本展の観覧券をお持ちの方お一人につき一枚聴講券を配付します。
*会場へは開演の30分前からご入場いただけます(自由席)。
◆「ボローニャ派とグエルチーノ」 3月14日(土)14:00~15:30
高橋健一(和歌山大学准教授)
◆「グエルチーノとバロック美術」 4月11日(土)14:00~15:30
宮下規久朗(神戸大学教授)
◆「グエルチーノの生涯と芸術」 5月16日(土)14:00~15:30
渡辺晋輔(本展監修者・国立西洋美術館主任研究員)
◆「紙からカンヴァスヘ―グエルチーノの創作プロセスを追う」(助成:鹿島美術振興財団) 5月30日(土)14:00~15:30
デイヴィッド・M・ストーン(デラウェア大学教授)※同時通訳付
◆チケットプレゼント 終了◆
「グエルチーノ展」の招待券チケット応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
[交通案内]
・JR上野駅下車(公園口)徒歩1分
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