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コレクション展示「朝枝利男の見たガラパゴス ――1930年代の博物学調査と展示」

2020年1月16日 〜 2020年3月24日

国立民族学博物館

所在地:大阪府吹田市千里万博公園 10-1

国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園10-1)では、コレクション展示「朝枝利男の見たガラパゴス――1930年代の博物学調査と展示」を、2020年1月16日(木)から3月24日(火)まで開催します。
みんぱくが所蔵する朝枝利男(あさえだとしお)コレクションは、アメリカの学芸員で画家・写真家・剥製師でもあった朝枝利男が、1930 年代のオセアニア諸社会をカメラに収めた資料から主に構成されています。
1987年、朝枝利男氏の親族より本館に寄贈されてきた本コレクションは、貴重な内容にもかかわらず、これまでビデオテーク作品や館内限定のデータベースなど限定的な公開しかされてきませんでした。
本展示では、そうしたなかでも彼のガラパゴスにおける探検に焦点を当て、その学術的な位置づけ、資料の意義などを紹介します。

朝枝利男(ASAEDA, Toshio)1893-1968
写真家、画家、博物館の学芸員として米国で活躍。ガラパゴス諸島(南米エクアドル)には、30年代に探検隊の一員として足を踏み入れている。
1893年12月9日に生を受け、家庭の事情から幼少時を群馬県の自然あふれる山々に囲まれて過ごした経験は、生涯にわたる旅への愛好と博物学への関心を育んだ。東京高等師範学校(現筑波大)で学び、母校の麻布中学で短期間ながら教鞭を執った後に、アメリカ留学に飛び立つ。関東大震災の影響で学業は断念したが、博物館関連の職に携わる中で剥製の知識を習得、また1929年にコダック社の写真コンテストで入賞するなど多彩な能力を披露している。こうした経歴を買われ、30年代を通じて、太平洋地域への様々な探検隊に写真家として参加した。
 
朝枝利男コレクションは、6,243件の画像データ(アルバム16冊及びフィルムをデジタル化したもの)、水彩画(136枚)、日記(4冊)、樹皮布(1枚)、未整理のメモ等からなっている。太平洋において朝枝が撮影した写真の総体は、世界各地に散在しており不明である。そこで世界各地に拡散している朝枝利男の写真資料の総体を可能な限り復元すると同時に、本館の朝枝利男写真資料の基本情報の確度の向上と拡充化を図るための調査を、世界各地の博物館及び研究機関の協力のもとに実施している。

会   期 2020年1月16日(木)~3月24日(火)
開 館 時 間 10:00~17:00(入館は 16:30 まで)
休 館 日 水曜日
主   催 国立民族学博物館

観 覧 料
一般 580円(490円)、大学生250円(200円)、高校生以下無料
 ※(  )は 20 名以上の団体料金/リピーターは団体料金を適用
 ※本館展示もご覧いただけます

◆チケットプレゼント 終了◆

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