いのりの四季―仏教美術の精華
相国寺承天閣美術館
所在地:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
相国寺は一三九二年に室町幕府三代将軍、足利義満によって創建された禅宗寺院です。室町時代から現在に至るまで、京都御所の北に寺域を有し続け、金閣寺、銀閣寺といった山外塔頭も独自の存在感を誇ってきました。
この六百年、相国寺は京都にあり、変わらず祈りの場として四季が巡ってきました。相国寺ではとりわけ六月の観音懺法、そして十月の開山忌が盛大にとりおこなわれます。その仏教儀礼は現在も厳修され、季節の移ろいを感じさせる年中行事としても、京の人々の心に刻まれてきたのです。
寺院に伝来する宝物は、それぞれ祈りの場で必要とされたものたちです。鑑賞するためではなく、仏を、祈りを荘厳するために求められた宗教芸術です。本展観では、相国寺に連綿と続く仏教行事に焦点を当て、承天閣美術館に収蔵されている宝物がどのように各儀礼を荘厳してきたのかをご披露いたします。
日時 2020年4月12日(日)~7月19日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで)
*会期中無休
*開館状況につきましては美術館ホームページにてご確認ください
主催 相国寺承天閣美術館、日本経済新聞社、京都新聞
協賛 一般財団法人 萬年会
協力 MBS
拝観料
一般 800円/ 65歳以上・大学生 600円
中高生 300円/ 小学生 200円
※一般の方に限り、20名様以上は団体割引で各700円
■関連イベント
記念講演「お寺を彩る仏画たち―祈りの場と絵画―」5月2日(土)14:00~15:30(開場13:30)
講 師:郷司泰仁氏(香雪美術館 学芸員)
定 員:当日先着80名
講座「相国寺観音懺法と後水尾院」6月6日(土)14:00~
講 師:本多潤子(相国寺承天閣美術館学芸員)
ギャラリートーク 7月4日(土)14:00~
担 当:本多潤子(相国寺承天閣美術館学芸員)