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猪熊弦一郎展 アートはバイタミン

2020年6月2日 〜 2020年9月22日

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

所在地:香川県丸亀市浜町80-1

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA ミモカ)は、1年3ヶ月に及ぶ長寿命化のための建物改修工事を経て、リオープンいたします。
最初の企画展として「猪熊弦一郎展 アートはバイタミン」を開催します。
「アートというものは、心のヴァイタリティーの一つの薬みたいなものですね。それを大きくすりゃあ、ミュージアムでしょう。病院という、病気のための、人間を生き返らせる機械があると
すると、ミュージアムというのは心の病院です。それを一点でも、もってきて家庭に置けば、結局、バイタミン(vitamin:ビタミン)のいいのを毎日飲んでるようなものですね。」
(対談:猪熊弦一郎、盛田良子「絵かきは長生きしないと」『味の手帖』1982年9月号より)
猪熊弦一郎(1902-93)は、生涯を通じて、美を愛し、美を探究し、美をあらわそうとした画家です。美しいものには、人の心を癒したり活性化したりする力があると信じ、自分が作り出し
た美を、より多くの人々の身近な場所に提供し、世の中や人の生活に役立てたいという思いを強く持っていました。また、家に一ついい絵があれば、それを毎日ほんの少し見るだけで大きな効
果があるとし、美術館を「病院」とするならば、家で見る絵は「ビタミン剤」のようなものだと考えていました。そして、常に暮らしを整え、自分の生活そのものも大切にしていました。
本展では、当美術館が長寿命化のための改修工事を経てリオープンするこの機会に、初心に立ち返り、猪熊弦一郎が考えるアートの役割と、猪熊作品が生活のなかに作り出した美のあり方を
ご紹介するものです。「猪熊自身の暮らし」「プライベート空間への美の提供」「パブリックアート」の三部構成とし、猪熊の終の住処となった田園調布の家の台所と居間の再現や、猪熊作品
のある暮らしの実例、猪熊がデザインした家具や包装紙、加えて、長く愛され続けている猪熊の代表的なパブリックアートの現在の様子を展観します。

新型コロナウイルス感染症の拡⼤防⽌のため、会期を変更いたしました。
会 期:2020年6月2日(火)~9月22日(火・祝)
 
休館日:月曜日(祝休日の場合はその直後の平日)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

主 催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

観覧料
一般950円(760円)、大学生650円(520円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
 *同時開催常設展「猪熊弦一郎回顧展」観覧料を含む
 *( )内は20名以上の団体料金
 
 
■ワークショップ■ *要事前申し込み
「ハンドプリントでつくる⾃分デザインの夏Tシャツ」

7⽉23⽇(⽊・祝)、24⽇(⾦・祝)、25⽇(⼟) 各⽇10:00~12:00

 場 所:丸⻲市猪熊弦⼀郎現代美術館2階造形スタジオ
 対 象:5歳〜⾼校⽣(⼩学3 年⽣までは要保護者1名同伴)
 定 員:各⽇15名/要申し込み
 参加料:500円
 申込締切:7⽉13⽇(⽉)必着
*会場内の混雑を避けるため、同伴ご希望の場合は参加者1 名につきお⼀⼈まで付き添い可能とします。
*状況により本ワークショップの開催を急遽中⽌する場合がございます。

 ワークショップの申込⽅法
ワークショップ名・希望⽇・名前(ふりがな)・学年(年齢)・郵便番号・住所・電話番号・保護者または付き添いの⽅の名前を書いて、メール(workshop@mimoca.org)もしくはハガキでワークショップ係までお申し込みください。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ウェブサイト(https://mimoca.org)のフォームからもお申し込み可能です。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
〒763-0022
香川県丸亀市浜町80-1