分離派建築会100年 建築は芸術か?
2021年1月6日 〜 2021年3月7日
京都国立近代美術館
所在地:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
※新型コロナウイルス感染予防のため、開館時間・休館日・入場方法は変更になる場合があります。
ご来館前に美術館ホームページなどで最新情報をご確認ください。
大正時代、日本の建築界に鮮烈なインパクトをもって現れた新星たちがいました。日本で最初の建築運動とされる分離派建築会です。大正9(1920)年、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた同期、石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わり、昭和3(1928)年まで作品展と出版活動を展開しました。
彼らは、明治から大正にかけて西洋の建築を模した様式的で権威的な近代建築に対立し、新しい時代に見合った建築の形を模索しました。その背景には鉄筋コンクリートの登場や、議院建築(いまの国会議事堂)を建設するにあたって、日本は今後どんな建築様式を選ぶべきかという、建築界を取り巻く議論がありました。
本展覧会では、1920年からはじまる彼らの活動を、「彫刻」「田園」「都市」「家具」といったテーマで、彼らの作品を中心にしながら、ほかにも彼らが参照した建築以外の芸術作品を含めて紹介していきます。また、彼らが設計した建物が、当時の人達の目にはどのように映っていたかを紹介する資料も多く紹介されます。
2020年で結成から100年。本展は、図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品によって、変革の時代を鮮やかに駆け抜けた彼らの軌跡を振り返ります。分離派建築会が希求した建築の芸術とは何か。日本近代建築の歩みのなかで果たした彼らの役割を、新たな光のもとに明らかにしていきます。
会 期
2021年1月6日(水)~3月7日(日) *会期中は一部展示替えがあります。
時 間
09:30~17:00 *入館は閉館の30分前まで
(当面の間、金・土曜の夜間開館を中止します)
休館日
月曜日
主 催
京都国立近代美術館、朝日新聞社
後 援
一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人DOCOMOMO Japan、建築史学会、一般社団法人京都府建築士会
協 賛
株式会社 アール・アイ・エー、株式会社 石本建築事務所、株式会社山田綜合設計
協 力
一般財団法人デジタル文化財創出機構
学術協力
分離派100年研究会
観覧料
一般 1,500円(1,300円)
大学生 1,100円(900円)
高校生 600円(400円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、心身に障がいがある方とその付添者1名は無料(要証明)
※本展の観覧券でコレクション展もご覧いただけます
◆チケットプレゼント 終了◆
「分離派建築会100年 建築は芸術か?」の招待券チケット応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
京都国立近代美術館
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町26-1