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青空は、太陽の反対側にある 原美術館/原六郎コレクション

2023年9月9日 〜 2004年1月8日

所在地:群馬県渋川市金井2855-1

2021年の「原美術館」(品川)と「ハラ ミュージアム アーク」(渋川)の統合後、リニューアルした「原美術館ARC」では、作品制作や鑑賞のあり方の一端を表す言葉を当館の豊かな自然環境に求めた展覧会を通年で企画しています。3年目となる本年度は、「青空は、太陽の反対側にある」と題し、「原美術館コレクション」(現代美術)と「原六郎コレクション」(東洋古美術)を春夏季と秋冬季の2期に分け展観いたしております。
 
雲ひとつない晴れた日に原美術館ARCを訪れて最初に目にするもの――それは大きな青空です。青空と山々の深緑や紅葉、そして青空と端正な黒色の磯崎新建築とのコントラストは、恐らくここでしか見ることのできない感動の光景。しかしよく見ると、青空の青さにはわずかに濃淡があります。輝く太陽の周りは少し白っぽく、太陽から離れるにつれ青さが増してゆく。思い描く理想の青い空は太陽の反対側にあります。
本展では、「青空は、太陽の反対側にある」をキーフレーズに、自身の理想を求めて当時の美術的・社会的動向に背を向けた荒川修作や久保田成子、ギルバート&ジョージやヨーゼフ ボイスなど、国内外の作家の表現を展観します。 まず、現代美術ギャラリーA、B、Cでは、常識や慣習、既存の価値観に抗うことで、または視点を変えることで独自の地平を切り開く作家や、声高ではなくとも社会や美術の潮流に疑問を呈する作家、そして自身の心に深く潜ることで新たな表現を浮上させる作家の作品をご覧いただきます。
一方、特別展示室 観海庵には、鎖国の江戸期に西洋絵画や科学に傾倒した司馬江漢や、「朦朧体」と揶揄されながらも墨線を否定し、独自の表現を切り開いた横山大観の作品を展示します。また、中国とは異なり、象嵌の施された高麗独自の青磁、『青磁鳥形水注』を第1期に引き続き公開。白と黒の土を用いた羽の表現や、羽毛を表す精緻な線、とろりとかかる青磁釉の美しさが見どころです。さらに、写生を重んじた円山応挙と与謝蕪村から学んだ呉春による双幅の展示に加え、本阿弥光悦の書体を基にした希少な古活字本『光悦謡本』を帖を替えながら展示いたします。
輝く太陽にあえて背を向け、順光に映し出される鮮やかな青空と原美術館ARCをどうぞご堪能ください。
 

会 期  第2期(秋冬季) 2023年9月9日(土)-2024年1月8日(月・祝)
      *特別展示室・觀海庵は会期中展示替えがあります
主 催  原美術館ARC

開館時間  9:30 am-4:30 pm(入館は4:00 pm まで)
休館日  木曜日(祝日を除く、12月28日と1月4日は開館)、1月1日 *2024年1月9日~3月中旬まで冬季休館

入館料
一般1,800円(1,500円)、大高生1,000円(700円)、小中生800円(500円)
 ・カッコ内は前売りオンライン料金(日にち指定) https://e-tix.jp/haramuseum_arc/
 ・原美術館ARC メンバーシップ会員は無料、学期中の土曜日は群馬県内の小中学生の入館無料、その他各種割引あり。

◆チケットプレゼント◆

「青空は、太陽の反対側にある 原美術館/原六郎コレクション」無料観覧券をご希望の方は 、展覧会のご感想やその他、日本美術倶楽部へのメッセージ等とともに次のフォームよりご応募下さい。

(お一人様2枚まで)

《応募多数の場合は、抽選とさせていただきます。また、当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。》

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    原美術館ARC
    〒377-0027 群馬県渋川市金井2855-1