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ニューヨーク・アートシーン ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで ー滋賀県立近代美術館コレクションを中心に

2019年6月8日 〜 2019年9月1日

和歌山県立近代美術館

所在地:和歌山県和歌山市吹上1-4-14

第二次世界大戦後、ニューヨークは多くの画期的な表現を生み出しました。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの作家たちによって伝えられた近代美術はアメリカの若い作家たちを刺激し、新しい意欲的な表現へと道を開いたのです。
当時最先端の表現であったキュビスムとシュルレアリスムを乗り越えようとする試みはアクションという画家の激しい身振りの結果として、あるいは広漠とした色面の広がりとして、抽象表現主義と呼ばれる絵画を生み出しました。男性用便器を展覧会に出品したマルセル・デュシャンのダダ的な行為は、生活と芸術を等価とみなすネオ・ダダと呼ばれる作家たちに影響を与え、大衆文化への関心は大量消費社会を背景にポップ・アートというアメリカ独自の美術として花開きます。
一方で1960 年代以降、美術の根源を探るきわめて禁欲的、還元的な美術も同じニューヨークに登場します。そして現代美術の首都とも呼ぶべきニューヨークでは多くの日本人作家たちも活躍し、その中には草間彌生や河原温のように今日世界的な注目を浴びる作家も多く存在しました。
今回の展覧会では現在改修のため休館中の滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内に所蔵される優品を加え、100 点余りの作品によって、ニューヨークという都市において展開したアメリカ美術の半世紀の歴史をご紹介します。
 
 
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休 館 日:月曜日
     (ただし7月15日、8月12日は開館し、7月16日、8月13日は休館)

主  催:和歌山県立近代美術館 
特別協力:滋賀県立近代美術館 
助  成:一般財団法人 地域創造
 
観覧料:一般800(640)円、大学生500(400)円
    
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料 
 毎月第4土曜日(6月22日、7月27日、8月24日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
 
 
【関連事業】

講演会「ニューヨーク美術の半世紀」6月8日(土)14:30~(14:00開場)

 講 師:尾崎信一郎(鳥取県立博物館副館長兼美術振興課長)
 会 場:2階ホール 
     *先着順120名
 
 
トークイベント
「ニューヨーク・アートシーンと音楽」8月11日(日・祝)14:00~(13:30開場)

 講 師:荏開津広(DJ/ライター/京都精華大学非常勤講師)
 会 場:2階ホール(13時30分開場、先着順120名)
 
 
フロアレクチャー(学芸員による展示解説)7月15日(月・祝)、8月24日(土) 各日開催14:00~ 

 *展示室にて(要観覧券)
 
 
こども美術館部「アートのるつぼのつぼ」(小学生対象の作品鑑賞会) *要申込
6月29日(土)11:00~12:00

(小学生は無料、同伴される保護者は要観覧券)
 2日前までにメールか電話で要申込。
 メール:bijutsukanbu[at]gmail.com/電話 073-436-8690)
 *メールアドレスは[at]を@に変えてください。
 
 
だれでも美術館部 6月29日(土)14:00~
みんなでお話をしながら楽しむ作品鑑賞会

 *展示室にて(要観覧券)

和歌山県立近代美術館
〒640-8137
和歌山市吹上1-4-14