今年は緊急事態宣言が発令されるなか、春先より自然を見つめ、自分を見つめ作品を作ってきました。今回の個展では、自粛中につくりあげた油彩画を中心に、40点ほど展示販売いたします。
個展のテーマは『輝く未来への贈り物』
これは案内状に掲載した花の絵のタイトルでもあります。昨年の日仏現代美術世界展(新国立美術館)においては、埼玉県の自宅近くの森を描きサロン・ドートンヌ賞をいただきましたが、その受賞を受け、今年の同展で招待出品させていただいた作品です。コロナが蔓延しているなか、明るい未来がくることを願い、作品づくりに取り組みました。
多くの人が不確定な未来に不安を抱えている時だからこそ、絵画の力で世の中を明るくしたいと思います。個展の自粛も考えましたが、未来を生きる希望を共有したいとの思いから、あえて開催することを決断いたしました。題材は、馬・猫・風景・花・人物など、未来に向かい生きる命を描いています。
また、今年のフランスのサロン・ドートンヌ展には『僕の心ひろった人はいませんか』という人物画を推薦出品させていただきました。日仏現代美術世界展での受賞を含め、今までの活動の評価を受けての推薦であり、フランスにて5年連続で展示されることを大変嬉しく思っております。この作品は、シャンゼリゼ大通り、コンコルドからプティ・パレ間の特設会場で10月14日(水)から18日(日)まで展示予定です。
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読売新聞9月28日夕刊 個展紹介
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