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在京山梨政経懇話会  ―創立50年記念誌PESTECA表紙絵

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この度、発行された記念誌の表紙絵に「桃源郷」の作品が使われています。



山紫水明の国、山梨に育って幸せであった。富士山を筆頭に、アルプスの山脈の朝晩の姿、季節毎の色の 変化は、子供心にも常に美しいと思って眺めていた。 河川の名称も、富士川、釜無川、笛吹川など、心地よい響きである。笛吹川の河原で、桃の節句のお重を広げて瓢箪型の白酒を友だちと楽しんだことなど、ああ…….懐かしい事どもが思い出されて止まらない。
半世紀、書の道を歩んできたなかで、20年前から南宋画の工筆画を中国人の李振彦先生にご指導いただいてきた。 「ある時、英和中高時代の親友が、毎年桃と葡萄を送ってくれていたのだが、体がきつくなったのでもう止めるから送れないと話してきた。友を労う積りで桃と葡萄の絵を描いてプレゼントした。それがこの絵の原風景である。以来、桃の絵は好んで描き「いつも帰りたい桃源郷」と書で賛も書いている。わが人生の春 よ、いま一度”とあのに思いを馳せる日がある。
たわわに実った赤い桃は、夢であり、希望であり、実りである。たっぷりとした人生を生きたいものである。

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