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Setsuko Uchida Art Gallery
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笑顔文字オリジナルArt作家
日本音楽家ユニオン会員
ミュージシャンクラブ 関西(M.C.K)所属
歌謡講師
シンガーソングライター
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作品名 | 心の歌、愛の歌 |
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解 説 | 「心の歌、愛の歌」は条幅に一行書きした漢字かな交じり作品である。作者自詠の詩句がシンプルながらも力強いメッセージを放っている。まず目に飛び込んでくるのは顔文字であろう。文字の造形や点画を巧みに利用して、漢字の中に顔をつくり込んでいく。まず「心」では三画目と四画目が目の役割を果たし、そこに朱色で書かれた口が加わることによって、何とも表情豊かな愛らしい顔文字が誕生している。また二つの「歌」では偏の部分を利用して、方形のスペースの中にそれぞれふたつの小さい顔がこちらに微笑みかけている。「愛」では文字の下部にある点画の中に文字を埋め込んでいる。そのバランスによって少し上を仰ぎ見るような表情にもみえる。平仮名は「の」だけだが、この二つは同じ造形をしており、添えられた程度の印象だ。線質はゆったりとしていて、顔の表情にもよくマッチしている。それぞれの顔文字だけ眺めていても心が和む、何とも楽しい作品である。 |
作品名 | 世界の平和 |
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解 説 | 条幅に揮毫した漢字作品である。大きな顔文字が紙面から語りかけてくるようだ。線質はゆったりとした雰囲気だが、起筆部は鋭く入っている箇所もあり、迫力がある。一文字目と三文字目は、方形の余白を上手く使い、文字の中に顔を埋め込んでいく。「世」は旧字にすることで文字の下部にスペースをつくった。また「平」では二画目と三画目の点を出来るだけ離し、さらに最終画を思い切って短くすることにより、文字中央に顔文字を描く空間が生まれた。一方二文宇目と四文宇目の「界」と「和」では、本来の文字では「口」型に書くところを、大胆にも円形に運筆させ、大きな余白をつくっている。特に「界」は文字の下部の造形も手伝って、さながら人形のような雰囲気ではなかろうか。こうして生み出された顔文字は紙面の至る所からこちらへ微笑みかけ、まさに世界平和のメッセージを届けてくれているようだ。それは作者の想いでもあり、作品世界が伝える内容になっている。 |
作品名 | 愛の賛歌(母の祈り)I |
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解 説 | 「愛の讃歌(母の祈り)I」は自作の詩を書き綴った作品である。縦長形式の条幅を三つのパートに分け、それぞれ特色溢れる表現で挑んでいる。まずタイトルは作者独自の顔文字だ。「愛の讃歌」の中には四つ、「母の祈り」の中には二つの顔文字がある。柔らかい線質と素朴な笑顔が可愛らしい。その下には詩句がおさめられているが、今度は伝統的な書体を通して、流れのある展開がなされている。全体を四行に分け、母の愛や人間愛をテーマにした詩句が紙面全体に響きわたっている。さらに平和の象徴である鳩を最下部に描き、作品をバラエティ豊かに仕上げている。じつは、本作は連作のひとつで、対幅の形式をとっている。全体に渡り丁寧に運筆しているようで、大きなテーマに負けない筆力である。 |