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Yoshiko Sakuma Art Gallery
Yoshiko Sakuma Gallery
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略歴
第40回日本伝統工芸新作展入選
伝統工芸七部会入選8回
福島県総合美術展入選17回
福島市民美術展第2回展より連続35回出品(受賞5回 以降、運営委員)
私は少女時代から山・野原・小川の水辺へと友だちとよく歩いた。その中で小さな出会いや発見が数々と思い起こされる。山あいの赤い実をつけた「やぶこうじ」をみつけると、胸がどきんと鳴ってその実を掌【掌=てのひら】に乗せたい衝動にかられながらじっとみつめていた遠い記憶が残っている。
こうした野草や草花に愛着があった。自然の中でどんな小さな植物でも、根をはって花をみせている。春一番にブルーの点のような花をみせている。「いぬふぐり」をみると、大地のあたたかさとすばらしさに感動する。そのせいか太陽と大地に生まれた植物を対象とした作品が多い。
作品のおもいは、工芸品という製作上のきぴしい工程を経てデザイン・色彩に夢をおいかける物語りの流れの中に、花や葉のうごきの中でのたのしさ、作品を袱紗【袱紗=ふくさ】にのせると夢のひろがりが熱くよぎるのである。
日本の近代史をかざった養蚕、まゆ、生糸と農家の女性、子どもたちまでが手伝った時代の青くさい桑畑の土手に、「ひめうつぎ」が咲いたのが遠い記憶に鮮やかに残っていて作品にしておきたかった一つである。
太陽の花といわれている「ひまわり」を眺めて、その花びらの1枚々々がモダンバレーの群舞のような可憐な美しさと情熱を感じ胸が踊る思いになる。
小さな苗から育てた山茶花【山茶花=サザンカ】が自分の背丈以上になり、毎年ピンクの花を咲かせるとそのまま作品に生かしたいと願いがこもる。
佐久間 好子
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