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加藤真史 Trace the Trace- 僕に踏まれた街と僕が踏まれた街-

2020年7月6日 〜 2020年7月18日

Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(ヒデハルフカサクギャラリー六本木)

場所:東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B1

TEL:03-5786-1505

FAX:03-5786-1506

このたび、Hideharu Fukasaku Gallery Roppongiでは、「加藤真史 Trace the Trace – 僕に踏まれた街と僕が踏まれた街-」を開催致します。
 
加藤は映画のワンシーンや街の風景を切り取り、さらに小さく切り刻み再構成する作品を作り続けてきました。今展はそのような制作の跡が残る支持体を使用し、加藤が過ごしてきた軌跡を示すような制作スタイルをとっています。
 「Trace the Trace(Hashimoto)」について この作品のモチーフは私が住んだことのある、また通ったことのある土地の航空写真であり、支持体には痕跡付きの紙を貼ったパネルを使用している。 
自分の泥臭く線を重ねていく制作手法、またどこの土地の風景に対しても思い入れが持てず風景を「ログ」のように感じていること、さらに昔から身体的・精神的なコンディションを整えるために自宅周辺を走ったり歩きまわったりする習慣。
この「Trace the Trace」シリーズは、ひとつずつ見ればそれほど珍しくはないそれらの要素を、制作によって出た唯一の痕跡の付いた支持体に、徒歩で特定の地域の道を覚えるように線描で刻んだものだ。 」とコメント頂きました。
 自身を振り返るような「Trace the Trace」シリーズの作品はともすればnet と現実が多く混在する現代において誰しもが覚える普遍的な記憶・風景の軌跡とも言えるのかもしれません。
 2019年の弊廊の個展から更なる深化を感じさせる作品を是非、ご高覧頂ければ幸いです。