吉田絢乃「Staying behind」展
2020年10月5日 〜 2020年10月17日
Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
場所:東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B1
TEL:03-5786-1505
FAX:03-5786-1506
このたび、Hideharu Fukasaku Gallery Roppongiでは、吉田絢乃「Staying behind」展を開催致します。
今展について作家より下記コメント頂きました。「日本では長く使われてきたものには魂が宿ると伝えられています。人が存在していた部屋や使用していた家具、そこに残る体温や匂い、使い込まれたことによってできた傷や汚れなど行動の痕跡は持ち主の個性や歴史を想起させます。」と。
一貫して、ひとの抜け殻をテーマに制作してきた吉田は、手帳やノート、洋服など人の身近な痕跡の他、家主がいなくなった部屋等をモチーフやイメージ素材として使用する事で、その人を目の前にしている時よりも存在を感じさせる手法をとっています。持ち主の分身であるような人の気配の染み込んだ抜け殻を彷彿とさせ、かえってそのもの、人を際立たせるのではないでしょうか。そこから感じ取れる物語は各々が紡いでいくのかもしれません。マチエルの圧倒的な質量と存在感は観るものに存在感を感じさせ、圧倒される迫力があります。是非、多くの方に高覧頂ければ幸いです。