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金澤隆二展野良犬は前進する

2021年6月18日 〜 2021年8月2日

kuraya gallery(ひるげゆうげ くらや内併設)

場所:茨城県稲敷郡阿見町実穀1526-4

TEL:029-896-3357

金澤隆二展「野良犬は前進する」を開催
 
数々の賞を受賞してきた金澤隆二の個展を、2021年6月18日(月)よりkuraya gallery(ひるげゆうげ くらや内併設)で開催。
 
このたびkuraya gallery(ひるげゆうげ くらや内併設)では、6月18日(金)〜8月2日(月)にかけて、金澤隆二展「野良犬は前進する」を開催いたします。
茨城在住の画家 金澤隆二は、1957年岩手県岩泉町生まれ。自分の生きる意義を絵画に求め、もがくように、独学で絵を描くことに没頭した青春時代を過ごしたが、40代の頃にその目標をも失い自我との葛藤の中、絵筆を置いた時期もあった。60歳を目前に生活を共にしてきた動物達の死から自分の足元にあった小さな幸福に気付かされ、その想いを作品に残したいという強い信念から再び絵筆を取らせ現在に至る。本開催の個展では新作と共に再開後の受賞作品や未発表作品も展示いたします。
 
 
〈ステートメント〉
絵から離れた十年間。
その間私は、絵を見ることも、絵を描くこともなかった。 
 
数年前からの制作再開をきっかけに絵を見る機会も以前のように戻ってきたが、現在目にする絵画に故郷の津波の惨劇をみている様な錯覚をおぼえた。
細密な写実画、これまでになかった新しいタイプの絵、変わらぬスタイルで描かれ続けている有名画家達の絵。
何もかも海に漂う海月の様に見えてしまう。
制作を止めていた代償なのか、。
それまで人生を尽くしてきた絵に全く輝きを感じられなくなっていた私は大きく動揺していた。
 
そんな中でみた雪舟や等伯など、様々な先人達の絵。
そして殺されたテレジン収容所の子供達の絵。
それらは今の私にでさえ「こんな絵が描きたい」と想わせてくれた。
 
現在私は3つのことを意識して制作をしている。
これまでの私のスタイルだったキャンバスを切り裂いたり穴をあけたりする暴力的な絵、
初心にかえりしっかりと描く絵、
実験的な新たな絵。
この先に彼らに負けない私の絵があると信じて。
 
金澤隆二
 
 
〈展覧会概要〉
タイトル:金澤隆二展「野良犬は前進する」
アーティスト:金澤隆二
会場:kuraya gallery(ひるげゆうげ くらや内併設)
会期:2021年6月18日(金)〜 8月2日(月)
営業日:金曜〜月曜(火曜〜木曜定休)
開催時間:午前12時〜午後3時
住所:茨城県稲敷郡阿見町実穀1526-4
備考:観覧の休憩に蕎麦御膳と喫茶もご用意しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。
 
観覧料:無料
アクセス:常磐線荒川沖駅から車5分
URL:http://kurayasoba.com/event/kanazawa-ryuji/
instagram:@kurayasoba
 
問い合わせ先:
029-896-3357 または info@kurayasoba.com
担当:寺田ヒデジ
 
〈kuraya gallery(ひるげゆうげ くらや)について〉
約30年前に茨城県阿見町実穀にて蕎麦屋「くらや」を開業。間もなくギャラリーを増築して多くのアーティストの個展を開催。約20年の営業後に10年ほど休業。2020年9月より「ひるげゆうげ くらや」として再開。文化的な人々が集まっていた開業時の当店らしさをそのままに、出会いの場となるギャラリーと、食事と共に癒しの空間が共存する場をつくっています。