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砂から星へ

2021年7月17日 〜 2021年8月21日

Gallery Nomart

場所:大阪府大阪市城東区永田3-5-22

TEL:06-6964-2323

今最注目の若手作家小谷くるみ、ギャラリーノマルでの初個展
既存シリーズの新作に加え、挑戦的な複数の新シリーズを発表
 
昨年春に開催した関西在住の気鋭若手作家4名によるグループ展「U30 – Whom do you suspect?」。その出展作家から、今春「ユニーク」を開催した山田千尋に続き、小谷くるみがノマルでの 初個展を開催いたします。
小谷は京都造形芸術大学油画コース卒業後、同学大学院芸術専攻を終了。同時に、その独創的な作風 は注目を集め、数々の展覧会やアートフェアなどで作品を発表。今最も新作を期待される若手作家の一 人となっています。 小谷はこれまで一貫して、存在の痕跡と気配をテーマに絵画作品を発表してきました。かつてそこに存在していたが今は目に見えないものや、時間によって変わっていく物質の姿を画面に留めた作風は、観る者に様々なイメージを掻き立てています。
 
積もる時間と巡る因果から見えるもの
 
今展では、小谷の代表作であり、結露した窓をイメージした「21g」、支持体に染み付いた錆を痕跡の象徴 として使用する「時間・痕跡〈錆〉」という既存2シリーズの新作に加え、いずれも作家初となる銅版画を使 用した作品やインスタレーション作品など、多様な手法を用いた挑戦的な新作が一堂に展示されます。
これらの作品群を貫く今展のタイトルを、小谷は「砂から星へ」と名付けました。宇宙空間のようなマクロ な時間の流れさえも、足元の一粒の砂のようなミクロな痕跡として息づいているー。小谷は今展において、悠久の中での物質の変容と生命の因果に迫ることで、自身の芸術家としての根源を探り、提示しようと試みています。
 
既に高い注目を集めながらも、さらに表現の幅を広げ作家として飛躍する小谷くるみの新作展、ぜひご高覧ください。