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特別展「静中動:韓国のスピリットをたどる―開かれた陶のアート」

2022年9月17日 〜 2022年12月18日

滋賀県立陶芸の森 陶芸館

場所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7

TEL:0748-83-0909

FAX:0748-83-1193

■展覧会概要
激変する歴史の中で他文化と交流しながら、独創的な世界観を生み出してきた韓国アート界には、静の中に潜められる動のエネルギー、「静中の動」の精神が垣間見える。とりわけ、人・文化の交流を通じた変容により、新たな美が生まれる一方、その動きの中で相対的に浮かび上がるアイデンティティや、変わらない伝統の精神性なども根底にうかがえる。その精神性の代表例の一つとして挙げられるのが、朝鮮白磁の「満月壺(MOON JAR)」である。満月壺は近年ジャンルを問わず、韓国のアーティストたちに通底する美・文化のキーワードとしてたびたび登場する。
本展では、静中動の視点から伝統を踏まえて、様々な表現・理論へと展開された韓国アート、主に陶を素材にした作品を中心に紹介し、その根底にある精神性と魅力について、歴史的に多くの接点を持つ日本のやきものとの関わりを通じて浮き彫りにする。

■開催時間
 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

■休館日
 毎週月曜日、ただし、9月19日/10月10日(月・祝)は開館し翌日振替休館

■入館料
 一般:750円(600円)/高大生:560円(450円)/中学生以下 無料 ※( )内は20人以上の団体料金

■関連イベント
・本展監修者の片山まび氏のスペシャル・トーク+アーティスト・トーク
 日時:11月6日(日)13時~15時30分
 場所:滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館 ホール ※参加費無料、要事前申込

・出品作家・河明求氏の野焼きイベント「未来へのおくりもの-はにわメッセンジャー」
 参加者の完成作を作家の作品と併せて展示予定
 制作:8月6日(土)/焼成:8月21日(日)※協力:世界にひとつの宝物づくり実行委員会

・韓国の食と器:キムチとオンギ
 「オリジナルのキムチ壺づくり」
 日時:10月9日(日)講師:玄尚哲(出品作家/信楽在住の韓国人陶芸家)
 「キムチを漬けてみよう!」
 日時:11月26日(土)
 場所:一般社団法人シガラキ・シェア・スタジオ
 講師:李美姫(在日本大韓民国婦人会 滋賀県地方本部 会長)
 ※特別協力:在日本大韓民国婦人会 滋賀県地方本部、甲賀市国際交流協会、しがらきマルシェ

・ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
 日時:9月25日(日)、10月23日(日)、11月20日(日)いずれも13時30分~ ※申込不要、要入場券

・地元企業協賛企画 山田牧場 POP UP SHOP!
 自慢の牛乳を使用した商品を陶芸館前にて販売。
 開催日:会期中の土曜日・日曜日・祝日 (雨天中止)

・同時期開催の「朝鮮の工芸」をテーマにした展覧会
 日本民藝館 (東京):「柳宗悦と朝鮮の工芸 陶磁器の美に導かれて」9月1日~11月23日
 韓国文化院ギャラリー MI (東京):「『朝鮮とその芸術』刊行100周年記念 柳宗悦の心と眼―日本民藝館所蔵 朝鮮関連資料をめぐって―」9月14日~10月1日