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景色の光線 | 新しい影

2023年8月5日 〜 2023年8月27日

BOOK AND SONS / hIDE GALLERY ※合同開催

場所:東京都目黒区鷹番2丁目13-3 キャトル鷹番

TEL:03-6451-0845

白井 晴幸「景色の光線 | 新しい影」
2023年8月5日(土)- 8月15日(火)12:00 – 19:00 水曜定休/入場無料
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2丁目13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
mail: shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来場はご遠慮ください。
 
2023年8月10日(木)- 8月27日(日)12:00 – 18:00 火・水曜定休/入場無料
東京都目黒区自由が丘1-3-22 自由が丘アッシュ103 hIDE GALLERY
mail: hello@hide-tokyo.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来場はご遠慮ください。
※BOOK AND SONS / hIDE GALLERY では、開催期間が異なります。
 
▼概要
8月5日(土)から8月27日(日)まで、白井 晴幸の個展「景色の光線|新しい影」を、学芸大学のアートブックストア「BOOK AND SONS」、自由が丘のギャラリー「hIDE GALLERY」にて同時開催いたします。
 
写真家・白井晴幸は、スポーツのゴール判定で使われる技術を備えた自作のスリットカメラを用い、日常の風景を撮影してきました。本来であれば、条件の整った環境でのみ効果を発揮するカメラです。
しかし1枚を撮影する時間の中では条件に満たされず、ただレンズの前を通り過ぎただけの被写体は、異端なノイズとして、線状に生み出されます。
この特異な景色を、氏は「景色の光線」と呼んでいます。
 
氏は、こうも語ります。
この10秒の時間に起きた出来事に写真としての証明性はなく、存在の特異な時間の痕跡が顕される。
 
本展では「景色の光線」シリーズの最新作の他に、「景色の光線」より派生した、立体作品「新しい影」を発表いたします。「景色の光線」の特異な時間の住人として生み出された人間を、3Dプリンターを用い、私達が生活している現実世界に呼び起こします。虚像が生じさせる影のみが、彼らがこの世に存在するという証明となるでしょう。
 
▼DORON CAMERA No.4 / 4×5inch Slit camera
既存の4×5インチ判フィルムカメラにスリットユニットを取り付けて撮影。ユニット造形は作図後、3Dプリントにて作成しています。
1. カメラ外観。既存の4×5インチ判フィルムカメラにスリットユニットを取り付けて撮影します。ユニット造形は作図後、3Dプリントにて作成。
2. レンズから入った光は、この固定された0.5mm幅のスリットを通してフィルムに受光されます。このわずかな隙間から覗かせる光景が、モーター駆動の移動装置によって端から端へとスライドすることで露光させます。隙間から見えてい るわずかな景色が、移動するフィルムの効果からストライプ状に継ぎ合わされ、カメラの前を通り過ぎる被写体のタイミングと偶然によって記録されていきます。
3. スマートフォンによって遠隔操作できる電動スライダーによって、フィルムを移動させます。
4. スリットを通した光は線状になってフィルムに受光します。
 
▼ステイトメント
「景色の光線」は、通常の写真とは異なったパースペクティブが展開されます。撮影に使用した自作の改造フィルムカメラは、いわゆるスリットカメラと呼ばれる技法と同じく、主に速さを競う競輪や競馬といった運動競技のゴール判定に使用される技術です。
本来ならば条件の整った環境でその機能を発揮します。しかし、都市の中へ無作為にレンズを向けてみると、被写体を歪ませ、引き伸ばし、消し去るといったノイズが生じ、条件にあった被写体しか写し出すことができません。偶然性を頼りにするこのカメラで捉えることのできる世界は極めて限られています。しかし、写真機に与えられた条件を異化することで生じたノイズは、日常の膨大な情報の中から掬い取る無意識と偶然から、想像することの手段を与えてくれるように思います。
 
「新しい影」では改造した4×5インチのフィルムカメラによって獲得したイメージから、立体物への再現を試みます。一枚の静止画像からAIによる3次元のデータ化を経て、3Dプリンタにより立体へと展開していきます。
 
▼作家プロフィール
白井晴幸(しらい はるゆき)東京生まれ。多摩美術大学卒。自身の出身地である東京郊外の森に、実在した部族や寓話、写真史などをモデルにした架空の部族を出現させたシリーズや、改造したスリットカメラを用いた特異な時間の風景を現すシリーズなど、技法やシチュエーションを創造し、独自のアプローチによって写真を考察する。写真が持つ記憶の文脈を解体・再構築によって、写真の新たな風景を探求している。本に「PANORAMA」「KANI WAS RED, AND STILL RED」(いずれも白井晴幸事務所刊)主な作品提供に「愛が挟み撃ち」著者:前田司郎氏 (文藝春秋刊)、ジェイアール京都伊勢展覧会図録「VOCA展2019」(三本松倫代氏による作品解説)(実行委員会/公益財団法人日本美術協会・上野の森美術館刊)など。
 
URL:https://www.shiraiharuyuki.com/
Instagram:https://www.instagram.com/haruyukishirai/
 
▼BOOK AND SONSについて
タイポグラフィを中心としたグラフィックデザイン、写真集などのアートブックを扱う書店。
日本では貴重なアートブックの取り扱い、併設されたギャラリースペースでは、気鋭の写真家の展示などを行う。
URL:https://bookandsons.com/
Instagram:https://www.instagram.com/bookandsons/
 
▼hIDE GALLERYについて
東京のアートブックストア「BOOK AND SONS」と神戸の老舗画廊「KAWATA GALLERY」がプロデュースするコンテンポラリー・アートギャラリーとして設立。アートブックのセレクトを通じて培われた視点と、アートフェア東京をはじめ数多くのアートフェアに出展するなど60年の歴史を持つギャラリーの豊かな経験で、新しい時代のアートをキュレーションする。
URL:https://hide-tokyo.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hidegallery.tokyo/